総合情報誌RinRin Vol.236[立冬] 2019年11月

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回
第
「人生100年プラン」 とは、 これ
長い人 生を楽しく有 意義に過ご すための ヒントやアドバイスをお届けします。
振り 返 ると と もに、 今 後、 より 多
から先、 悔いのない、 より充 実した
くの人に 「 自 分の 存 在 価 値 」 を認
人生を送るために、 どのように生き
めてもらえるような人間像をイメ ー
「人生100年プラン」 を 作成しよう ! [前編]
て いくかを設計することです。その てご紹介します。
ジしましょう。
方法につ いて今号から 回にわた っ
【 人 間 像の例 】 ●あなたが いてく
2
れて良か った●あなたが いるとほっ
とする● あなたからいつも 元 気が
学習目的を明確にする
もらえる ● あなたに相 談 すると、
自 分も前 向きにになって不 安がな 3
定 年 退 職 以 後の活 動の選 択 肢
く なり、 難しいこと も 実 現できる
は大きく つが考えられます。 求める職業)
気がしてくる●あなたには年 齢を
①収入を得られる仕事 (対 価 を
感じさせない若々しさがあり、 あな
たのような生き方をした い など
実践編
② 必 ず し も 収 入 を 前 提 と し ない む
過 去の経 歴ややり方は必 次に、
人生100年 の 歩き方
仕事 (役 割 ) ※ボランティアを含
ずしも通 用しないことを再 認 識し
ましょう。例 え ば、 若い人 に 精 神
③ 知 的 満 足 を 得 る た めの 勉 学 や
論 を 説いたりすると、 上から 目 線
趣味の世界に生きる
で 説 教 されていると 感じてしまい
社 会 とのつながりが必 ① ②は、
ま す。これでは 信 頼 を 失い、 結果
要になる活 動です。③は同じ趣 味
として若い人たちに受け入れられ
ライフアドバイザー ・ 野島卓郎の 三世代に伝えたい
を 持つ人 との 交 流 はある ものの、
ず、 自 分の存 在 価 値も認めてもら
気 心が知 れた 仲 間 との 同 好 会 的 す。
うことが難しくなります。
な要素が強くなる可能性もありま
「 新しい自 分づくり」 をするため
には、 自 分 自 身 が変 わら ないとい
超高齢社会でかつ働く世代が不
けないことが多々ありま す。その
足する今の日本では、 「高齢者の社
ため、 早い時期 (現役の時代) から、
会での働き」 が求められて いますの
十 分に考 慮したいポイントといえ
で、 本 稿では① ②のどちらかをめ
るでしょう。※なお、 ①②の実践に
ざすことを考えた いと思います。
向けた方 法 等につ いては次 号でご
漫画 : かなしろにゃんこ。
分づくりができ、 生 まれ変 われる
チャ ンスの時代でもあります。そこ
でまず、 これまでの自 分の人 生 を
の じ ま
人 生100年 時 代は、 新しい自
野島 卓郎
たくろう
過去の人生を振り返り、 新しい自分をイメージする
青少年から高齢者まで幅広い世代に向 けて、 “生涯現役社会” で暮らし活動す るための生き方について情報を発信。
一般社団法人高齢者活躍支援協議会 理事事務局長
紹介します。
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