総合情報誌RinRin Vol.243[立秋] 2021年8月

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- 夢への想い
夢をかなえるために
ボルダリングウォールを自作! 人でもっと上達したい!
野中選手のアドバイスを受けて何度も挑戦 卓弥さん ・ さくらちゃんともメキメキ上達!
当日、 島田さんはご家族 5
2
学生時代、 野球に熱中していた卓弥さんは、 ここ数年、 体力の衰えを実感。 これをきっか けに、 筋トレにもなるのではとボルダリング 2 を始めることにしまし た。 自宅を建てる際、 「子 ど も た ち の 創 造 力 を 養い、 毎日 楽 し く 過 ご す た めに」 との想いか ら、 子 ど も 部 屋 にボ
4 3 4 ※ ボ ル ダ リ ング の 難 易 度 は 「級」 「段」 で 表 さ れ る。 「 級」 は、 ボ ル ダ リ ング の 基 本 技 術 が 必 須 と な る 級で、 多くの人が 「最初の大きな壁」 と感じる級。 「中 級」 は一般に ~ 級 を 指 す。 さ く ら ちゃん は 最 近 「中級」 に上がり、 級課題に挑戦中。 5
さくらちゃんが教わり 人で揃って会場 さくらちゃんには、
入り。 野中生萌選手が登場すると、 卓弥さん て、 人でさらなる上達をめざしていきたい ですね」 と、 卓弥さんの夢も広がっています。 まし た。 なにしろ野中選手は、 東京
たかったという 「離れたホールドのつかみ方」
とさくらちゃんの興奮と緊張が一気に高まり
のテクニックを 重 点 指 導。 「ホールド をつか
む場所は、 次のホールドにいちばん近い場所」
2 0 2 0 2 開していきました。
オリンピック スポーツクライミングの日本代
「そ の と き は 足 も、 手 がつか み や すいよ うに
表選手。 大会を控えた大事な時期に、 島田さ
しっか り 突っ張 る」 といったコース 攻 略 に向
ル ダリ ングウォール を 自 作。 以 来、 親 子 でハ マってしまったといいます。 卓弥さんとさ くらちゃんは、 ジムに通い始 めて 年半。 卓弥さんは仕事帰りに週 回ほ 1 2 ど通い 4 2回ジム内のスクールに通い中級レベル (※)
クライミングの1種で、 「ホールド」 と呼ばれる壁に付けられた突起物に 手や足をかけ、 設定されたコース (課題) を登るスポーツ。東京2020 オリンピックでは「ボルダリング」 「リード」 「スピード」 の3種目の総合 成績で競う 「スポーツクライミング」 がオリンピック種目として初採用。
ん 親 子 の 夢 を か な え る サ ポ ー ター 役 と し て
けた具体的な指導を実施。 野中選手は 「そう
指導することに快諾していただきました。
そう!」「ガンバレ!」「いける!」 と声をかけ、
野中選手から、 「ここ (取材場所となったボ
それに応えてさくらちゃんは何度も挑戦。 短
ルダリングジム) は通常よりも難易度が高い」
時間の間にメキメキと上達していきました。
級レベル (※) に、 さ くらちゃんも週
普段のトレーニング方法 とのアドバイスがあり、 卓弥さん、 さくらちゃ 島田さん親子は、
んとも、 現 在 挑 戦 中の級 (グレード) をひとつ
やモチベーションの保ち方などを野中選手に
下げたコースに挑戦。 野中選手は、 人の実
● ボルダリング:約4m の壁を制限時間4分間でいくつのコースを クリアできたかを競う。 ● リード:安全のためにロープをつけ、 高さ12m 以上の壁を制限時間 6分間で登り、 到達した高さを競う。 ● スピード:高さ15m の壁を2人が同時にスタートして登り、 先に頂点 に到達した選手が勝利。 トーナメン ト形式で競う。
質 問。 野 中 選 手 は 丁 寧に回 答 し、 夢に向 かっ
に、 そ れぞ れ挑 戦 中 です。 さ く ら ちゃん は 将 来、 スポーツクライミ ングのオ リンピック選 手にな る こ と が 夢。 「何 事にも 前 向 きに取 り 組む娘の夢を応援してあげたい。 同時に私も もっと上達し て娘に教えられるレベルになっ
力と課題を確認しながら具体的な指導を展
て前向きに取り組む島田さん親子の想いに、
ボルダリングとは?
しっかりと応えていました。
ボ ルダリングは、 壁 に付 け ら れ た 「ホール
す。 ホールドはコースに沿って配置されてお 5
り、 例えば 級なら赤色のホールドや赤いシー
メルマガ会員の方 だけに誌面に載せ きれなかった こぼれ話を お教えします!
ド」 に手 や 足 を か け、 コース を 登っていき ま
ルの貼られたホールドだけが使用できます。
<東京2020オリンピックでの競技概要>
級 が 上 が る と、 ホ ール ド が 小 さ く なった り、
つか み づらい形 状になった り、 ホ ール ド 同 士
Bouldering
の距離が離れたりと難易度が上がります。
野中選手は、 卓弥さんが壁を登る様子を確
認しながら、 ホールドのつかみ方やつかむ場
所、 次のホールドに手や足をかけるタイミン
グなどを細かくアドバイス。 卓弥さんは 「な 敢に挑んでいきます。
るほど」「そうか!」 と強くうなずきな がら果
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